こんにちは。たろてんです。
「レビュー」カテゴリーの記事では、育児を含む日々の生活の中で購入したツールなどの使用感をまとめています。
私は、育児や家事は努力や根性に100%頼るのではなく、ツールを積極的に使って身体的・精神的負担を減らし、心おだやかに生活することを重視したいと考えています。
したがって、当ブログのレビュー記事では、そのツールによって生活がどのように楽になった / ならなかった、という視点を中心にお伝えできればと思います。
忖度なしの正直レビュー、お読みいただければ幸いです。
レビューするもの
Cybexの LEMO Chair Wood(サイベックス レモ チェアーウッド)をレビューします。

Cybexはデザイン性と機能性に優れた製品を販売しているドイツのベビー用品メーカーで、LEMO Chair Woodも例にもれず、デザイン性と機能性を高いレベルで兼ね備えています。
対象年齢は0~99才と謳われており、一生使えるシーティングシステムとして設計されていることが大きな特徴です。
今回の記事ではLEMO Chair Woodを買った理由や、導入して楽になったことについて、製品特徴の紹介も交えながらレビューしていきたいと思います。
買った理由
私がこのチェアの購入を決めた動機は以下の4点です。
この欲望をことごとく叶えてくれるのがLEMO Chair Woodです。
離乳食をダイニングテーブルで食べさせたい
完全に個人的な理由ですが、食事の用意や後片付けといった作業のしやすさや私たち親の身体的負荷を軽減するといった観点からは、キッチンから近く、上下の動作が生じないダイニングテーブルが最適です。食事は毎日のことなので、私たち親が継続できる状態にしておくことが重要だと考えました。
LEMO Chair Woodは高さ調整が可能な座面と足乗せ板を備えているので、子供の成長に合わせて最適な状態で食事ができます。座面については奥行きの調整も可能なので、より座りやすいポジションが作れます。
さらに、座面と足乗せ板の調整はワンタッチで簡単にできるようになっています。

座面と足乗せ板の高さ調整はワンタッチ操作が可能です。触る部分はプラスチックですが、機構部分は金属製なので、しっかりと固定されます。

座面は前後位置の調整もできます。シート裏面のラッチを解除するとスライドさせることができます。
離乳食前から食卓を一緒に囲みたい
離乳食にスムーズに移行するためのアイデアとして、「大人が食事する様子を見せる」というものがあります。大人が美味しそうにミルク以外のものを食べている様子を見せることで、興味を持つように仕向けるのが狙いです。
LEMO Chair Woodには、LEMO Bouncerとの合体機能があります。LEMO Chair Woodに付属のアダプターを装着することで、LEMO Bouncerのシート部分をワンタッチで付け替えられるようになります。同じく付属のエクステンションフィートによって高さも最適化されるので、高すぎず低すぎない自然な位置で乳児期から食卓を一緒に囲むことができます。

バウンサーを取り付けた状態です。

丸みを帯びた黒いパーツがアダプターです。取り外し用のボタン(赤く囲った部分)がバウンサーシートの左右にあります。

アダプターの丸いボタンを押し込むことでシートの傾きを2段階に調整できます。

アダプターはフレームに差し込んでからビスで固定します。

エクステンションフィートです。先端にはシリコンの滑り止めが付いています。

エクステンションフィートは差し込んで回転させることで固定させます。簡単な仕組みですがしっかりと止まります。
長く使うことで物を大事にする意識を育てたい
安物や粗悪品を考えなく買っては捨てるのではなく、良いものを長く使うように育って欲しいです。大人になってからも使い続けるのかを最終的に決めるのは子供本人ですが、親としてはずっと使えるという選択肢を用意しておいてあげたいと思いました。
LEMO Chair Woodは先に述べたシートポジションの調整機能によりあらゆる年齢で快適に使うことができます。
また、フレームには金属を、座面や背板、足乗せ板には成型合板を使用しているので、長年にわたって使うことができる耐久性を備えています。
さらに、足の先端部分にはシリコンのスタッズがついており、床を傷つけにくい作りです。少々ラフに扱っても椅子、床ともにダメージの心配が少ないので、ストレスなく使うことができそうです。

長く使うからにはかっこいい椅子を置きたい
いくら頑丈でも、見た目が悪いものには愛着がなかなか持てないものです。毎日のように見て触れるものは良質なデザインのものを選びたいです。
LEMO Chair Woodはシンプルで洗練されたモダンなデザインに仕上げられています。
一生使えることを謳ったベビーチェアであっても、子供っぽい印象が強いものが多い中で、LEMO Chair Woodは「一生使う」ことへのCybexの本気度が伺えます。
カラバリも数種類用意されています。私が購入した「ポーセレンホワイト」は木目を生かしたナチュラルモダンな印象ですが、その他のカラーはモノトーンで仕上げられており、よりモダンな印象を作り出しています。
Outback Green
Canary Yellow
Twilight Blue
Porcelaine White
Infinity Black
Storm Gray
ちなみに、座面がプラスチック製の「LEMO Chair」もラインナップされていますが、日本では未発売となっています。
楽になったこと
さて、ここからは私のレビュー記事の本題?でもある、「この製品を買って楽になったこと」について書いていきたいと思います。
記事執筆時点では、子供の月齢的に椅子としては使えておらず、バウンサーを合体させた状態でしか使っていません。
食事中にあやしにいく回数が劇的に減った。
近くにいると安心するのか、大人が食事している様子が興味深いのか、詳しい理由はわかりませんが、親が食事をしている間にぐずることがほぼなくなりました。
今まで食事の時間は、赤ちゃんが泣きださないかハラハラしながら過ごしていました。赤ちゃんが泣き出すと食事を中断してあやしにいくので、緊張感にあふれていて食事を楽しむ余裕がありませんでした。
しかし、LEMO Chair WoodとLEMO Bouncerを導入してからは、赤ちゃんと一緒に楽しく過ごす時間になりました。
身体的にも精神的にも負荷がだいぶ減り親子双方にとって良い効果が得られたと思います。
楽にならなかったこと
平日の妻の負荷軽減には思ったほど貢献できていない
バウンサーの取り付け、取り外しはワンタッチとはいえ多少の手間がかかるので、平日妻が一人でやるのは少々難しいというか面倒です。現状では基本的に椅子に取り付けた状態で使っており、バウンサーとしては使っていません。
バウンサーが欲しい場面も少なくはないので、悩ましいところです。
まとめ
LEMO Chair Woodは機能性とデザイン性両方の観点から「一生使うこと」を突き詰めた椅子です。
一生使う椅子本体をシンプルかつ機能的に仕立てるために、乳幼児期の使用に必要な部品はオプションや別商品としています。これは一見弱点に見えますが、付属品ではないがために、不要になった際の売却等がしやすく、不要な部品が手元に残りにくいという利点にもなり得ます。
商品構成も含めた椅子としての完成度が高いので、一生使うポテンシャルは十二分にあると言えそうです。
ただ、本当に一生使うかどうかを決めるのは子供自身です。なので、私としては、子供がこの椅子と過ごす時間が楽しいものになるよう、最善を尽くしたいと思います。
まあ、もし子供が使わなくなったら私が使おうっと……。
それでは、また!
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