こんにちは。たろてんです。
だいぶ知名度が上がったふるさと納税。
実質自己負担2000円で様々な返礼品を受け取れる制度です。
「実質」というのは、寄付金額のうち2000円を超えた分について翌年の税控除(住民税や所得税)を受けられる、ということです。
また、その人の年収によって自己負担が2000円となる寄付の上限額が決まります。
ところで、返礼品というと、贅沢なグルメや体験ギフトが注目されがちですが、日用品やベビー用品もあるのをご存知でしょうか。
日々消費するものを実質2000円で購入できれば、結構な節約になる気がします。
ということで、今回私はおむつを購入してみました。
本当にお得なの?
買ったもの
返礼品として選んだものは、パンパース はじめての肌へのいちばん Sサイズ テープタイプ 64枚入り×4パック です。
寄付金額は23000円です。
普通に買うと送料込みで以下の価格となっています。(2020.8.時点)
楽天市場での販売価格:6052円
amazon販売価格:6075円 (80枚×3なので、楽天市場より割高ですね!)
結論
ふるさと納税、お得です!
およそ6000円の品が実質2000円で手に入るというのはどう考えてもお得ですね。
購入後3週間ほどで届きました。

還元率は?
実質負担額でお得なことはわかりましたが、寄付金額に対する還元率も気になります。
還元率が高ければ、よりお得に買えたことになりますね。
ということで、計算してみました。
還元率は以下の計算で求めることができます。
還元率(%)=返礼品の実売価格(送料含む)÷ふるさと納税の寄付金額(円)×100
今回購入したパンパース を当てはめてみると……
¥6052÷¥23000×100=約26.31%
まずまずといったところでしょうか。
2019年6月の制度改正により、返礼割合が3割以下と定められたので、それにならった還元率と言えそうです。
ちなみに、おむつによってはより高い還元率のものもあります。
例:メリーズ さらさらエアスルー テープSサイズ
寄付額は20000円、楽天市場での実勢価格は6850円です。
これを先ほどの式に当てはめると……
¥6850÷¥20000×100=34.25%
おや!? 返礼割合の3割ルールに抵触しているのでは!?という数字です。
実は3割ルールは自治体による仕入れ価格に適用されるため、自治体が返礼品を安く仕入れている場合はこのように3割を超える還元率となることもあるのです。
私の場合は子供が敏感肌気味なこともあり、還元率よりも肌に合うかどうかを重視してパンパース にしています。
要注意!税控除を受けるには手続きが必要
使わない手はない!というふるさと納税ですが、翌年の税控除を受けるには手続きが必要な点には注意が必要です。
手続きを忘れると、数万円払っておむつを買うという事態になってしまいます。
税控除を受けるための手続きは2通りあります。
ワンストップ特例制度は、1年間の寄付先が5自治体未満であれば、確定申告不要で税控除のための手続きが可能、という制度です。
普段確定申告をしないサラリーマンのような方でもふるさと納税を利用しやすくなる良い試作ですね。
各制度の特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
確定申告 | ワンストップ特例制度 | |
---|---|---|
手続きの必要回数 | 年1回(2/16~3/15) | 寄付の都度 |
利用条件など | その年(1/1~12/31)の所得の確定と 税金の申告を行う | 以下の条件をどちらも満たす場合 ・ふるさと納税の納付先が5自治体以内 ・ふるさと納税をしていないと仮定した場合、確定申告をする必要がない |
適した利用者 | 6自治体以上に寄付をする人 寄付回数が多い人 手続きを1度に済ませたい人 | 寄付回数が少ない人 |
手続き方法による控除額の違いはないので、自分の状況と照らし合わせて、より楽な方を選択するのがよろしいかと思います。
また、冒頭述べた寄付の限度額については、総務省のホームページに早見表が掲載されています。
自分の年収額と家族構成から限度額の目安を知ることができます。
最後に
今回取り上げたおむつ以外にも、お米やトイレットペーパー、ティッシュなど日々消費する様々な品物がふるさと納税の返礼品として取り扱われています。
寄付限度額の範囲内でうまく活用すると、生活費の節約に役立つかもしれません。
それでは、また!
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