こんにちは。たろてんです。
おむつゴミの臭い対策
おむつゴミの臭いは厄介な問題です。汚物そのものの臭いのみならず、ゴミ箱からの臭い漏れやゴミ箱への臭い移りなど、気がかりなことがいくつもあります。
色々調べていると、食パンの包装袋が良いらしいという話を目にしたので、「本当かいな?」と実際に試した結果(途中経過?)を紹介したいと思います。
結論:パン袋、マジ半端ねえ。
「まあ、多少の臭い漏れはあるだろうな〜」と思って使い始めましたが、びっくりです。娘はまだミルク生活ですが、今のところ臭いは完封できています。
ちなみに以下のような使い方をしています。
換気の良い場所に置いた密閉性の低いゴミ箱に
おむつゴミを詰めたパン袋を捨てる
です。

ちなみに私が使っているヘイコー 食品袋 PP 食パン袋 1斤用L Eタイプには、新生児用のおむつゴミが最大7つ入ります。

食パンの包装袋の何が良いのか?

私はプラスチックの専門家ではないため、調べた範囲でおそらくこうだろう、という点を述べます。
一般的なポリ袋はポリエチレンという材質でできています。
食パンの包装袋はポリプロピレンという材質でできており、ポリエチレンより臭いを通しにくい性質があります。また、一般的なポリ袋と比べて分厚いので、より有利になっていると考えられます。
ゴミ箱の密閉性に着目した理由
当初は臭いを通しにくいパン袋を密閉性の高いゴミ箱と組み合わせれば最強なのでは?と考えていましたが、臭いのことを調べていくうちに、考え方が変わりました。
以下に詳しく述べていきます。
臭いと戦う際に知っておくべきこと
臭い漏れを防ぎきることはほぼ不可能
いきなり敗北宣言です。しかし、臭い物質の大きさについて調べると認めざるを得ません。
臭い物質の粒子は0.0001~0.02マイクロメートルと非常に小さいです。ちなみに人間の髪の毛が70マイクロメートル、ウイルス(大きなもの)が0.02マイクロメートルです。ウイルスと同等以下の大きさの粒子と考えると、封じ込めの難しさが想像できると思います。
臭い物質が一定以下の濃度であれば、臭いを感じない
ここが最大のポイントです。臭い物質の濃度によって、臭いの感じ方は変わるのです。
例えば犬は人間では感じ取れない臭いを認識することができます。このことから、ある濃度以下の臭い物質を人間は感じ取ることができない、と捉えることができます。
また、少々ズレた例になりますが、香水の原料として使われているインドールやスカトール。これはオナラやスカンクの臭いの元になる物質ですが、濃度を極端に薄めることで、華やかな香りとして感じられることが知られています。
以上のことから、密閉性の高いゴミ箱はむしろ逆効果なのではないか?との考えに至りました。
臭いに打ち勝つ戦略:臭い物質の充満を防ぐ
人間が臭いを感じる仕組みを踏まえると、臭い物質の濃度を低く保つことが重要そうです。
具体的には、小分けにした密封空間(パン袋)から僅かずつ漏れてくる臭いをゴミ箱内に溜めず、素早く外の空間に拡散させる、という仕組みが有効だと考えました。

食パンの包装袋
冒頭で述べたように材質の特徴と厚みにより、抜群の防臭性能です。難点は袋が硬めで若干結びにくいことですが、今のところ全然許容範囲です。
2020.7.2追記
袋の口をほどいたり結んだりする手間が無くなり、向かうところ敵無しになりました。
ちなみにおむつ用ゴミ袋として大変有名な「BOS」。こちらは素材がポリエチレンにも関わらず、素晴らしい防臭性能を持っています。中身が見えにくいという特徴もあるので、お出かけなど人目が気になる場面では中身が丸見えなパン袋より「BOS」の方が適していると思います。
どちらの商品もAmazonまたは楽天で購入できます。
密閉性の「低い」ゴミ箱
要するに普通のゴミ箱です。パン袋からわずかに漏れ出てくる臭い物質をゴミ箱内に充満させない事と空間に溶け込むシンプルさを意識して選びました。私は娘のトイトレ完了後も使えるように、無印のゴミ箱を購入しました。20L用ですが、週2回のゴミ捨てで若干余裕がある感じの容量です。

一般的なおむつ用ゴミ箱は密閉性を高めることに注力しています。ゴミ箱からの臭い漏れを抑制できる反面、内部に臭い物質が充満し、濃度が上がってしまいます。そのため、内部への臭い移りや開閉時に強く臭う、といったことが起きやすくなっているものと考えられます。一方でこの手の商品にはワンアクションでゴミ捨てができるなど、利便性に関してはかなり工夫されたものもあるので、とにかく手間を減らしたい!という方は検討するのもアリだと思います。
無印良品は最近amazonや楽天に出店したので、より買いやすくなりました。現在のところ、ダストボックスはamazonでのみ取り扱いがあるようです。
換気の良い空間
最後の一押しです。袋とゴミ箱から僅かずつ漏れ出してきた臭い物質を空間内に充満させないよう、換気の良い空間に設置します。我が家はトイレが最適だと判断しました。

最後に
長々と書いてしまいましたが、言いたいことは
「パン袋すごい!」
「ありがとう、パン袋!」
に尽きます。
記事執筆時点で娘が離乳食前なので、臭いはまだまだ天使レベルです。人間の臭いになってきたときにこのソリューションが有効かどうか、実証して追記したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また!
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